浦上天主堂 被爆マリア聖堂(長崎)
長崎の原爆投下により、直撃を受けた聖堂にあったマリア像
の御顔部分が奇跡的に見つかり、長年保管していたものを、
平成年に小聖堂を改築し「被爆マリア小聖堂」として献堂
(平野勇主任司祭時代)し、安置しています。そして、被爆
された信者の方々の名前を銘板に残し冥福を祈っています。
その聖堂のステンドグラスは、被爆を受けた旧聖堂をメモリ
アルとしてデザインに取り入れ、マリア様の象徴である百合
の花を散り嵌める図柄で統一しています。
旧聖堂の煉瓦は熱線でかなり溶けていたとの事なので、この
ステンドグラスの煉瓦部分は 釜で焼いて半溶け状のガラス
を使用しリアルさを出しています。
<午後には西日が差し込み壁面を照らすのが美しい。>
デザインは純心聖母会:シスター佐藤ヒロ子氏。
被爆により被害を受けた旧浦上天主堂の残骸をメモリアルとして出口の欄間にデザイン。
大阪工房にて制作中写真 <工房内は見学不可>
半田付作業:この時は熟練の3名でハンダをしました。
この大きなパネルを1枚物で制作するのも誇れる技術です。